太陽光発電を設置
太陽光発電は太陽の熱をソーラーパネルで吸収して自家発電をすることで、
電気料金の節約や売電で収入を得ることができるシステムです。
ただ、何かしらの理由で家売却をしなければならないこともあるでしょう。
高いお金を出して設置したソーラーシステムなので、どうせなら
引っ越し先に持っていけないかと考える方もいますが現実的ではありません。
システムの取外・運搬費用、システムを外した後の屋根等のリフォーム費用、
新居での設置費用などで100万円以上のコストがかかります。
また、再設置ではメーカーの保証は受けられず、電力会社と
新しく契約し直す必要があるので手続きも面倒になります。
太陽光発電を設置した家売却するには、軽微変更届を出して所有者の変更と
契約者と振込口座の変更をする必要があります。
また、公的補助金を受けて設置した場合は財産処分承認申請をし承認を得る必要もあります。
補助金を受けた場合、法定耐用年数とされる17年間は補償対象のシステムを
管理する義務があり、当該システムの取外しや処分をする場合は申請しなければなりません。
そして一部補助金の返還が求められます。
つまり、17年の間に家売却するのなら補助金の一部を返す必要があるのです。
ただ、太陽光発電を設置して比較的新しいなら家売却価格もそれなりの査定額が期待できるでしょう。
逆に設置して10年以上経過している場合はメンテナンス費用などを考慮してマイナス査定に響いてしまう可能性もあります。